Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まいひめ
舞姫
Lisez 舞姫 (まいひめ) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 190 caractères · 33 écrans
往きてみれば待遇ことにめでたく、魯西亜行の労を問い慰めてのち、われとともに東にかえる心なきか、君が学問こそわが測り知るところならね、語学のみにて世の用には足りなん、滞留のあまりに久しければ、さまざまの係累もやあらんと、相沢に問いしに、さることなしと聞きて落ちいたりと宣う。その気色いなむべくもあらず。あなやと思いしが、さすがに相沢の言を偽りなりともいいがたきに、もしこの手にしも縋らずば、本国をも失い、名誉を挽きかえさん道をも絶ち、身はこの広漠たる欧州大都の人の海に葬られんかと思う念、心頭を衝いて起これり。ああ、何らの特操なき心ぞ、「承り侍り」と応えたるは。
黒がねの額はありとも、帰りてエリスになにとかいわん。「ホテル」を出でしときのわが心の錯乱は、たとえんに物なかりき。余は道の東西をも分かず、思いに沈みて行くほどに、往きあう馬車の馭丁に幾度か叱せられ、驚きて飛びのきつ。しばらくしてふとあたりを見れば、獣苑の傍らに出でたり。倒るるごとくに路の辺の榻に倚りて、灼くがごとく熱し、椎にて打たるるごとく響く頭を榻背に持たせ、死したるごときさまにて幾時をか過しけん。