Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まちはふるさと
街はふるさと
Lisez 街はふるさと (まちはふるさと) de Sakaguchi Ango (坂口 安吾) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 193 435 caractères · 389 écrans
「ギョですよ。先生。ギョギョッ」
バーテンは腹をかかえて大笑い。
「ビール二本のみますよ。罰金。冗談じゃないよ。銀座の女給だって、あんなハデな口説かれ方はしないね。バカバカしい」
金の泥沼
一
青木は放二の話をきき終り、長平が来ないことをたしかめると、うなだれて、蒼ざめた。ぶちのめされて、ゆがんだ顔からは、あえぐようにしか声がでないらしく、
「わがこと、終れり」
よくききとれない声であった。しかし、努力して顔をやわらげ、
「ぼくの顔に書いてあるだろ。お金を借りたかったんだ。百万ほど」
フッと溜息をもらして、
「ここの勘定も、実は長平さんを当てにしていたのさ。こうなると、お酒もノドを通らないね」
「ここの勘定ぐらいでしたら、ぼく、おたてかえ致しておきます」
「え? 君、そんなお金持かい」
「大庭先生からお預りしたお金ですけど、事情を申上げれば了解して下さると思います」
「君、どれぐらい、預ってる?」
青木は卑しげな顔色を隠さなかった。もう、泥沼へおちたんだ。藁一本、にがすものか。ノドからでも手をだしてみせる、という毒々しい決意が露骨であった。
しかしそれを見つめる放二の目はむしろいたわりの翳がさした。