Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lisez 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 151 147 caractères · 298 écrans

Aozora Bunko

第四段 インドの迷信

親戚、知己の間はもちろん、遠隔な土地にいる者をすら電報でかつぐことがある。まだ床の中にいる時分に、電話で「だれそれが急病で危篤だ」などとくると、ふと四月一日であることは忘れてしまって、自動車ぐらいで駆けつけてみると、危篤の病人が真っ先に出てきて握手をして、家族一同でお客を笑い倒すなどということは、この日、露人がよくやる悪戯である。「大人には赤子の心あり」と唐人も言っておるから、ロシア人は大人または哲人であるに相違ない。

右の記事にて、露国の迷信がいかに東洋に似ているかを知ることができる。

第四段 インドの迷信

東洋の迷信としては、第一にインドを挙げなければならぬ。インドには種々の宗教あるも、バラモン教が八、九分どおりの多数を支配しておるから、おもにバラモンの迷信を述べておこうと思う。この教派にては、牛を神様の動物として貴んでおる。あたかも、わが国にて狐を稲荷様のお使いとして貴ぶと同様である。なんぴともインドへ行き、土人の室内を見て驚かぬものはなかろう。かの室内には、壁や天井や柱に牛の糞をベタベタ塗りつけてある。これはなんのためかというに、牛は神様の動物であるから、その糞までが病気、災難を防ぐにもっとも効力があると信じ、魔よけのために塗りつけるのである。