Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
まぶたのはは
長谷川伸傑作選 瞼の母
長谷川 伸
Lisez 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) de 長谷川 伸 (はせがわしん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 753 caractères · 192 écrans
子供相手のおもちゃ売り、かすかな儲けで三人の口を、餬したり干したり、から意気地のねえ今だ。一両の日当と聞いては飛び立つばかりだ。仕事は何だか知らねえが、あっしも男一匹さ。やって見るから安心しなさるがいい。太郎坊、小父さんが一両儲けたら、うめい物を食わせるぞ。生れる赤ちゃんにも、木綿ながら新しいのを産衣に買おう。
おきぬ す、済みません。(泣く)
時次郎 ああ、泣いちゃいけねえ。泣かせるとていったのじゃねえ。あっしは勢いをつける積りでいったのだ。
安兵衛 (黙って障子を閉め、自分の部屋へ行く)
時次郎 一両ありゃ、お七夜に、鯛という訳にも行くめえが、お頭つきで祝えるよ。じゃおきぬさん、あっしは一両の口をきめてくる。
おきぬ どうぞ何分お願いいたします。太郎吉、お前、小父さんにお辞儀をするんだよ。
太郎吉 小父さん、頼むよ。
時次郎 いいってことよ。(廊下へ出る)
おろく (廊下の奥から出て来て)時さん。おとっさんが儲け口があるといってたが聞いたかい。
時次郎 え。これから伺ってよく聞かして貰う処です。
おろく そうかい。時さん。やくざの足を洗うだけあってお前はなかなか感心だよ。