Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
せいねん
青年
Lisez 青年 (せいねん) de Mori Ōgai (森 鴎外) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 670 caractères · 246 écrans
一種の探検である。びた鉄瓶、焼き接ぎの痕のある皿なんぞが、それぞれの生涯の ruine を語る。
きょう通って見ても、周囲の影響を受けずにいるのは、この店のみである。
純一が古道具屋を覗くのを見て、大村が云った。「君はいろんな物に趣味を有していると見えるね」
「そうじゃないのです。あんまり妙な物が並んでいるので、見て通るのが癖になってしまいました」
「頭の中があの店のようになっている人もあるね」
二人はたわいもない事を言って、山岡鉄舟の建てた全生庵の鐘楼の前を下りて行く。
この時下から上がって来る女学生が一人、大村に会釈をした。俯向けて歩いていた、廂の乱れ髪を、一寸横に傾けて、稲妻のように早い、鋭い一瞥の下に、二人の容貌、態度、性格をまで見たかと思われる位であった。
大村は角帽を脱いで答礼をした。
純一は只女学生だなと思った。手に持っている、中身は書物らしい紫の包みの外には、喉の下と手首とを、リボンで括ったシャツや、袴の菫色が目に留まったに過ぎない。実際女学生は余り人と変った風はしていなかった。着物は新大島、羽織はそれより少し粗い飛白である。袴の下に巻いていた、藤紫地に赤や萌葱で摸様の出してある、友禅縮緬の袴下の帯は、純一には見えなかった。