Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふうりゅうばけものやしき

風流化物屋敷

山本 周五郎

Lisez 風流化物屋敷 (ふうりゅうばけものやしき) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 20 228 caractères · 40 écrans

Aozora Bunko

人を訪問した時もこれだけは欠かしたことがなかった。さてひと眠りして起きると権八を呼んで将棋盤を出させた、「将棋とは結構な御証文でござりますな、へえ、わっちはもうおからっぺたでござりましょうが」「おまえ時どき妙なことを云うなあ――」平之助は盤の上へ駒を並べながらこう云った、「お嗜なみやあしゃらないだの、おそっきゅうだの結構な御証文だの、おからっぺただの……それは広島の方言か」「法眼だか検校だか知りませんが、へえ、へえええ、まだそのお武家ことばをよく存じやしゃらねえので」「そうか、しゃらねえのか、ふむ――」こんなことを云って並べたのを見ると、迎え中飛車で中盤どころまで指掛けてある駒組だった。てっきりお相手と楽しみにしていた権八がっかりして、「旦那お独りでお指しやしゃ、しゃしゃ」「舌を噛むなよ」「……しゃるでござりましょうがな」「そんな詰らないことはしゃりあしない、相手はちゃんとあるよ」「というと、このお土地の方で?」「なに江戸だ」「江戸」と権八は唾を喉へ突掛けた、「と仰しゃると、その、ずっと遠くのあのお江戸でござりますか」「そうだ、ずっと遠くの江戸だ」