Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くいどうらく

食道楽

村井 弦斎

Lisez 食道楽 (くいどうらく) de 村井 弦斎 (むらいげんさい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 160 757 caractères · 321 écrans

Aozora Bunko

大原「全体醤油の原料は何です」お登和「大豆と麦と塩が重なる原料です。大豆は常陸の赤莢といって土浦近傍から出るのを全国第一としてあります。麦は相州藤沢近傍のが最上等です。常陸の豆と相州の麦と播州の赤穂塩とで醸造した醤油でなければ最上等の品になりませんが近頃の粗悪品は支那の豆でも朝鮮の豆でも価が安ければドシドシ使う風ですから段々品が悪くなって醤油の本味を失なうためにサッカリンの付味をするようになったのです。食物を料理する時には第一に原料を択ばなければなりません。醤油が悪いと折角骨を折っても味がよく出来ません。世間の人は直段さえ高く出せば上等の品物が買えると思って更にその品質を検査しませんけれども徳義のない商人の跋扈する世中では決してそう参りません。あの家へは何を持って行っても済むと思うと高い直段を取って悪い品物を売付ける事が毎度あります。醤油は一家族の人が毎日口へ入れるものですからよくその直段の高下と品質の善悪を調べておかないと一年中の経済になかなか相違があります。一番良い方法は最初に少し路が遠くっても極く確実な商人から上中下色々の醤油を五種か六種位少しずつ買って今の蛋白質検査法を施してどの醤油は蛋白質が何ほどある、上等品と下等品とはこれほどの差があるとよく記臆しておいて今度外で醤油を買うときに一々それと対照