Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あるひのれんげつに

ある日の蓮月尼

岡本 かの子

Lisez ある日の蓮月尼 (あるひのれんげつに) de 岡本 かの子 (おかもとかのこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 878 caractères · 25 écrans

Aozora Bunko

この蛙の絵なども気品の高さ、京やそこらの商売画描きなどは足元にも及ぶものではない。

蓮月 ――いいえまったく女の手すさびの素人描きなのです。この蛙も始めて描きますので、一体蛙の手の指が五本のものやら三本のものやら一向存じませんので、裏の田へ行き蛙をおさえて指を見せて貰った程で御座います。

主人の士 ――ははははは。

供の士の一 ――ははははは。

供の士の二 ――ははは。そこが無垢で尊いところです。

(蓮月、客の讃辞を聞き流し、そろそろ品物をしまいかける。)

主人の士 ――おお、だいぶ邪魔をいたした。それでは、これを貰って戻るといたそう。

蓮月 ――さようで御座いますか。失礼いたしました。それでは包紙をさし上げましょう。

(供の士、蓮月より包み紙を受け取り陶器を包み堤げられるようにくくる。立ち上った主人の士、供の士に一寸目くばせするので、供の士の一、懐中より金を取り出し紙に包んで)

供の士の一 ――軽少ですがこれは料金です。

蓮月 ――ありがとう御座います。

(客の士連れ立ち去る。蓮月、土間の轆轤台の前に座って陶器の仕事にとりかかる。一方客の三人が柴折戸を出て十二三間行く時、儒者にして画家の鉄斎、年頃二十七八、友人亀田を連れて来かかる。