Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

Lisez いやな感じ (いやなかんじ) de 高見 順 (たかみじゅん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 292 113 caractères · 587 écrans

Aozora Bunko

……

車はガーデン・ブリッジを通って南京路に出た。さて、もうここまで来たらといった調子で、四・五・六がおもむろに口を開いた。

「実は加柴さん。人をひとりネムラせて貰いてえんだ」

「俺をバラそうてんじゃなかったのか」

「早合点しちゃいけねえ」

「そうかい。それじゃ、ロクさん、おめえが俺にネムラせて貰いてえのか」

「いやじゃありませんか。残念ながら、とんだお門ちがいだ」

「誰だ、相手は」

「砂馬の大将だ」

と四・五・六は無造作に言って、俺の反応をたしかめる間を置いた。

砂馬を殺せ? 俺は驚いたが、驚きを隠していると、四・五・六が、

「これはあんたでなくちゃできない仕事だ。兄貴も承知の仕事だ」

「兄貴……?」

「丸万の兄貴……」

「だったら、丸さんがじかに俺に言ったら、よさそうなもんだ」

「そうですね」

と四・五・六はそらうそぶいて、

「ひきうけてくれますか」

この俺が自分の手で砂馬をバラすなんてわけにはいかないのだが、

「どうしたもんかね」

と俺もソラを使った。

「じゃ、やってくれるね」

四・五・六は荒っぽく言った。俺は、やるともやらないとも確答は与えなかった。

どうして俺に砂馬を殺させようというのか。