Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おちょうふじん
お蝶夫人
三浦 環
Lisez お蝶夫人 (おちょうふじん) de 三浦 環 (みうらたまき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 730 caractères · 242 écrans
釜石という処を自動車で通ったら、往来に米国と戦争をはじめて我が軍が大勝利と出ておった。夢ではないかとよく見たがやはりほんとであった。ああなさけない事だと思うた。私は米国に十五年間も居てよく知っている、どうしてもこの小さな日本が戦争など出来るはずがないと思うた。
その後戦争はガダルカナルをはじめとして、アッツ島の玉砕、サイパン島、沖縄のカンラクと我が軍はどしどしまけて来た。南に北に送られた兵は皆うえ死しなければならない有様。
私は思うた。一体どこの国がその国のために一命をかけてくれる大事な兵に、うえ死さすという事があるかしら。
この間日本国中空襲がはげしくなって来て、私の東京の家は昭和二十年五月二十五日に丸やけになってしまった。
母上様は山中湖畔の家で昭和十九年十二月十三日から床につかれて、二十年四月十九日、八十八歳で仏様の様にお目をおつぶり遊ばした。私はこの五ヶ月間、〇下二十六度という寒い氷りの家で、毎夜中四度も五度も起きてママちゃんの湯タンポをゆろりに火を起してとりかえてさし上た。寒いので中々火がたけず、私はこのゆタンポのにえ上るまでの間に「水車小屋」