Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

おちょうふじん

お蝶夫人

三浦 環

Lisez お蝶夫人 (おちょうふじん) de 三浦 環 (みうらたまき) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 730 caractères · 242 écrans

Aozora Bunko

六 世界無比の「蝶々」さん

は大変な評判をとり、イギリス中の新聞に書きたてられ、特にロンドン・タイムスは「ワンダフル・シンガー」だと褒めて下さったので、私の「お蝶夫人」は海を渡ってニューヨークの新聞までが書きたてる騒ぎになり、ロンドン・オペラハウスの出演も五回の約束が十五回も出てロンドンでのレコードを作りました。そのうち、世界一のオペラハウス、ニューヨークのメトロポリタン・オペラハウスのマネージャーのラビノフから電報で、アメリカへ来てうたえと旅費一千ドルを送って来ました。私はどうしたものかと三浦と相談しました。三浦はロンドン大学で勉強していましたが、その頃は毎晩十一時過ぎになると決ってツェッペリンが空襲に来るので、落付いて勉強も出来ないし、それに空襲で怪我をしたり死んだりしてはつまらないので、二人でニューヨークへ行くことにきめたのでした。

六 世界無比の「蝶々」さん

三浦と私を乗せたお船は、ドイツの潜水艦の出没する大西洋を無事に渡ってニューヨークに着きましたので、三浦も私も、やれやれこれで助かったとほっといたしました。

私は潜水艦が怖しかったのではなく、生れつきお船に大変弱いので、お船に酔って、小間物屋の開店のしどうしで、それに弱ったのです。