Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
このこをのこして
この子を残して
永井 隆
Lisez この子を残して (このこをのこして) de 永井 隆 (ながいたかし) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 102 102 caractères · 203 écrans
いと小さきもの
「さいわいなるかな泣く人、彼らは慰めらるべければなり」
この慰め手は神である。
神と愛によって直結している人の子は、いつでも神に向かって取りすがり、心ゆくまで泣くことができる。こうして泣くとき、神から慰められる、その幸福!
たとい、この世の母を失っていても、母にまさる真の愛の親――神と共にあると、あの子供のころのように泣けるのである。
真の信仰をもった人がどんな境遇にあっても、いつもくったくなく、子供のように明るい顔をしているのは、こうして時々大いに泣いて神から慰められ、限りない幸福を味わっているからではあるまいか?
いと小さきもの
長崎の大浦天主堂の前を過ぎ、南に向かって石だたみ道を上って行くと、港の青を一目に見おろし、思わず大きな息を吸う丘の腹に出る。道にはくすの木のかげがまばらに敷かれ、その常緑の枝がいつも港の風にゆさゆさ揺れている。あまり人は通らない。道の上にも下にも明治初年ごろのヨーロッパ各国人の居留館が、熱帯・亜熱帯植物の植え込みに囲まれ、もう年代も経ったこととて、塗料もはげたり、さびたりして、しっとり落ち着いて、窓に赤い熱帯らんの花がおいてあったりする。