Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちくしょうだに

ちくしょう谷

山本 周五郎

Lisez ちくしょう谷 (ちくしょうだに) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 69 788 caractères · 138 écrans

Aozora Bunko

ような生活をしていること、いまでも木戸の番士によって、罪人同様に監視されていることなど、――どこまでが事実かは知らないが、古い物語でも聞くように、半ば哀れで半ば恐ろしいような印象が残っている」

こんど江戸へいっているあいだに、その部落のことを思いだした。帰国したらぜひいちど調べてみようと考え、他藩にそういうことがあるかどうか、手蔓を求めて捜してみたところ、二三の藩で似たような例のあること、また現在それがどう扱われているかということもわかった。

「この藩では約三十年まえから、流人村へは流人を送っていない」と隼人は続けた、「とすれば、現在そこに住んでいるのは罪人ではなく、その子か子孫ということになる、それらがいまだに流人村にとじこめられて、けもののような生活をしているとすれば、それが事実だとすれば捨ててはおけないだろう」

「そのことはおれも知らない」帯刀は疑いを解いたように肩をゆすり、「――だがそれは」と念を押すように云った、「本当に西沢とは関係がないのだろうな」

「みていればわかる」と云って隼人は微笑した、「彼とはまったく関係のないことだよ」

帯刀は義弟の顔をみつめた。