Classiques japonais avec furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lisez 万葉秀歌 (まんようしゅうか) de 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 213 820 caractères · 427 écrans
旅を遙々来た感じで、直線的にいい下して、相当の感情を出している歌である。大伴旅人の歌に、「此処にありて筑紫や何処白雲の棚引く山の方にしあるらし」(巻四・五七四)というのがあって、形態が似ている。これは旅人の歌よりも早いものであるが、只今は二つ並べて鑑賞することとする。この歌の、「白雲の棚引く山を越えて来にけり」も、近江で詠んだのだから、直接性があるし、旅人のは京にあって筑紫を詠んだのだから、間接のようだが、これは筑紫に残っている沙弥満誓に和えた歌だから、そういう意味で心に直接性があるのである。
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昼見れど飽かぬ田児の浦大王のみことかしこみ夜見つるかも 〔巻三・二九七〕 田口益人
田口益人が和銅元年上野国司となって赴任の途上駿河国浄見埼を通って来た時の歌である。国司は守・介・掾・目ともに通じていうが、ここは国守である。浄見埼は廬原郡の海岸で今の興津清見寺あたりだといわれている。この歌の前に、「廬原の清見が埼の三保の浦の寛けき見つつもの思ひもなし」(巻三・二九六)というのがある。三保は今は清水市だが古えは廬原郡であった。「清見が埼の」