Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
Lisez 不在地主 (ふざいじぬし) de 小林 多喜二 (こばやしたきじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 69 990 caractères · 141 écrans
この土地こそ、子より孫と代々相伝えて、此の畑は我が先祖の開きたる所、この樹は我先祖の植えたるものなりと言いはやされ、其の功は行末永く残るべし。」(「開墾及耕作の栞」北海道庁、拓殖部編)
「……実際、我国の人口、食糧問題がかくまでも行き詰りを感じている現今、北海道、樺太の開墾は焦眉の急務であると思います。そのためには個人の利害得失などを度外視して、国家的な仕事――戦時に於ける兵士と同じ気持を持ちまして、開墾に従事し、国富を豊かにしなければならない、こう愚考するものであります。」(某氏就任の辞)
「立毛差押」「立入禁止」「土地返還請求」「過酷な小作料」――身動きも出来なように縛りつけられている内地の百姓が、これ等に見向きしないでいることが出来るだろうか。――それは全くウマイところをねらっていた。
S村は開墾されてから三十年近くになっていた。ではS村の百姓はみんな五町歩乃至十町歩の「地主」になっていたか? そして、草小屋は柾屋に改築されていたか?
「誰も道で会わねばええな」
健達の一家も、その「移民案内」を読んだ。そして雪の深い北海道に渡ってきたのだった。