Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ふざいじぬし
不在地主
小林 多喜二
Lisez 不在地主 (ふざいじぬし) de 小林 多喜二 (こばやしたきじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 69 990 caractères · 141 écrans
――百姓が町へ行って、問屋に売る値段で、それを引きとってくれた。それで※は貸金の回収をうけると同時に、それを又売りして、そこから利ざやを――つまり二重に儲けていた。
在郷軍人分会長、衛生部長、学務何々……と、肩書をもっている※の旦那のようになりたい、それが小作人の「夢」になっている。――小作人達は道で、※の旦那に会うと、村長や校長に会った時より、道をよけて、丁寧に挨拶した。「青年訓練所」では、※の旦那が「修養講話」をやった。
夜道
健達は、士官の訓練が終って、※の「修養講話」になると、疲れから居睡りをし出した。「青年の任務」「思想善導」「農民の誇」……何時もチットモ変らないその講話は、もう誰も聞いているものがなかった。
外へ出ると、生寝の身体にゾクッと寒さが来た。霧雨は上っていたが、道を歩くと、ジュクジュクと澱粉靴がうずまった。空は暗くて見えなかった。然し頭を抑えられているように低かった。何かの拍子に、雨に濡れた叢がチラチラッと光った。
「もう一番終ったか?」――後から七之助が言葉をかけた。
健はたまらなく眠かった。「ええや、まだよ、人手がなくなってな。