Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ふたつのてがみ

二つの手紙

芥川 竜之介

Lisez 二つの手紙 (ふたつのてがみ) de Akutagawa Ryūnosuke (芥川 竜之介) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 799 caractères · 24 écrans

Aozora Bunko

猶、御質問の筋があれば、私はいつでも御署まで出頭致します。ではこれで、筆を擱く事に致しましょう。

第二の手紙

――警察署長閣下、

閣下の怠慢は、私たち夫妻の上に、最後の不幸を齎しました。私の妻は、昨日突然失踪したぎり、未にどうなったかわかりません。私は危みます。妻は世間の圧迫に耐え兼ねて、自殺したのではございますまいか。

世間はついに、無辜の人を殺しました。そうして閣下自身も、その悪む可き幇助者の一人になられたのでございます。

私は今日限り、当区に居住する事を止めるつもりでございます。無為無能なる閣下の警察の下に、この上どうして安んじている事が出来ましょう。

閣下、私は一昨日、学校も辞職しました。今後の私は、全力を挙げて、超自然的現象の研究に従事するつもりでございます。閣下は恐らく、一般世人と同様、私のこの計画を冷笑なさる事でしょう。しかし一警察署長の身を以て、超自然的なる一切を否定するのは、恥ずべき事ではございますまいか。

閣下はまず、人間が如何に知る所の少ないかを御考えになるべきでしょう。たとえば、閣下の使用せられる刑事の中にさえ、閣下の夢にも御存知にならない伝染病を持っているものが、大勢居ります。