Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

にじゅうしのひとみ

二十四の瞳

壺井 栄

Lisez 二十四の瞳 (にじゅうしのひとみ) de 壺井 栄 (つぼいさかえ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 113 429 caractères · 227 écrans

Aozora Bunko

小ツルの話に、みんながツンツンはなをすすった。それには先生もちょっと笑ったが、すぐ、心配そうな顔になった。始業のかねが鳴ったので、みんなと別れた先生は、職員室にもどりながら、仁太のこときり考えていなかった。かわいそうにとつぶやいた。落第した仁太が、弟の三吉と同級生になってもう一度やりなおす四年生を思うと、気持がくもってきた。はなたれもしだいおくりと、ほんとに男先生がいったとしたら、仁太を四年生にとどめることこそ、はなをたれっぱなしにさせておくことのように思ったのだ。あのからだの大きな仁太のむじゃきさが、それで失われるとしたら、仁太の一生についてまわる不幸のように思えて、今日、ひとりとり残された仁太のさびしさが、ひしひしとせまってきて、またくりかえした。

はなたれも しだいおくり

はなたれも しだいおくり

仁太はどうしてとり残されたろう。

それを竹一にでももういちど聞こうと思った大石先生は、お昼休みの時間をまって、そとへ出た。運動場の見わたせる土手の柳の下に立つと、竹一は見あたらず、まっさきにとらえたのは松江だった。松江はなぜかひとり校舎の壁にもたれてしょんぼりしていた。