Classiques japonais avec furigana
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
Lisez 井上円了・世界旅行記 (おうべいかっこく せいきょうにっき) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 260 015 caractères · 519 écrans
(牧草地の草は暖かく、春の晴天をみせて、牛馬は遊ぶにうんだかのように日ぐれに鳴き声をあげる。威の海も蘇の山もたちまちに雲にとざされて、汽車は雨のなかを英国の都に入ったのであった。)
汽笛声声破二暁烟一、水長山遠望無レ辺、平原一色草如レ染、不二是麦田渾牧田。
(汽笛の音があかつきのもやを破ってひびき、水は広びろとして山は遠く、望むも果てはない。平原はただ一色に緑に染まり、それは麦畑ではなくすべて牧野なのである。)
背山面海望悠悠、月色潮声入二客楼一、遥認波間星集散、灯台光底仏英舟。
(山を背後にして海に臨めば広々として、月の光と潮ざいの音が旅宿に入ってくる。はるかな波間に星影がちらちらと光り、灯台の光のなかに仏や英の船がうかぶ。)
獅子岡頭一望平、江山何事動二吾情一、林風時有レ鳴二枝葉一、似レ聴往年兵馬声。
(獅子が岡の上より一望すれば平らかに、江と山がなにごとかわが感情を動かすものがある。林を吹き抜ける風が時には枝葉を鳴らせて、かつての兵馬の音がきこえてくるようであった。)
街灯如レ昼伯林城、麦酒店頭杯幾傾、深夜往来人不レ断、夢余猶聴電車轟。
(街灯がまひるのように照らす伯林のまちで、麦酒を売る店頭で杯をいくども傾ける。