Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
にんげんひょう
人間豹
江戸川 乱歩
Lisez 人間豹 (にんげんひょう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 155 989 caractères · 311 écrans
怪屋の妖火
あいつだ。あいつめ、豹に僕を喰わせようとして、檻をあけやがった」
恩田が苦しい息遣いで、さも憎々しくどなった。
「ウム、そうか。してみると、この娘はお前の敵だな。いや、それよりも、大事な豹の敵だ。わしはこいつを撃ち殺すとき、どれほど悲しく思ったか、どれほど残り惜しく思ったか」
言いながら、老人は豹の死骸の前にしゃがんで、悲しみに耐えぬもののように、その背中を撫でながら、長いあいだ黙祷していたが、やがて、キッとして立ち上がると、烈しい語調で、
「よし、もうお前を止めやしない。思う存分にするがよい。わしの可愛い豹の敵討ちだ。どうともお前の思うようにするがよい」
と言い捨てて、そのまま眼界から消えて行った。
怪屋の妖火
神谷はほとんどもう気力が尽きていた。だが、彼は節穴から眼をはなすことができなかった。「嫁おどし」の老婆の顔に般若の面がくっついてしまったように、彼の顔は板壁に密着して離れなかった。
怪人恩田は、間もなく元気を回復して、舌なめずりをしながら起き上がった。うす黒い顔がひん曲がって、ゾッとするような笑いが浮かんでいる。彼はおそらく、天下晴れて、この可憐な餌食に復讐をすることができるのを、喜んでいるのだ。