Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しゅんかん

俊寛

倉田 百三

Lisez 俊寛 (しゅんかん) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 43 192 caractères · 88 écrans

Aozora Bunko

お前の忠義はいつまでも忘れぬぞ。(よろめきつつ藻草をかきわけて小屋をいであたりをうかがい浜辺のほうに向かって退場)

舞台しばらく空虚。

有王 (登場)すぐに火をたきますぞ。ひどいあらしだ。(俊寛の姿の見えざるに気づいて、驚き薪を投げる)ご主人様。(小屋の中を捜す。藻草のかきわけてあるのを見る。急にまっさおになる)あゝ。(驚きあわて小屋を走りいで、月明りに浜辺のほうを透かし見つつ急ぎ退場)

第三場

舞台第一場に同じ。時。第二場の直後。烈風吹き、波の音高し。荒れ狂う海の上に利鎌のごとき月かかる。雲足はやく月前をかすめ飛び舞台うす暗くなり、またほのあかるくなる。俊寛よろめきながら登場。幾たびか岩かどにつまずきては倒れ、また起きあがる。息を吐きつつ後ろを透かしながめ、よろめきつつ岩をよじ上り、けわしき巌かどに突き立つ。手足、顔のところどころ傷つき血痕付着す。月雲を離れ、俊寛の顔を照らす。

俊寛 (月をにらみつつ)いかに月天子、汝の照らすこの世界をわしは呪うぞよ。汝の偶たる日輪をも呪うぞよ。かつては汝らの名によってこの世界に正しき律法あることを証したこともあったが、今は悪魔の名によってそれを取り消すぞ。