Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しょや
初夜
山本 周五郎
Lisez 初夜 (しょや) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 17 384 caractères · 35 écrans
五
「刃傷の罪も罪、徒党を集めて家にたてこもるのは謀反だぞ」
「徒党を集めたと申すのは注進の誤り、事実は彼の暴挙を防ぐため、彼をとり鎮めるために親族縁者が集まったにすぎません」代二郎はひと膝進めて云った、「――おそれながら私に上使の役をお申しつけ下さい、すぐにまいって彼に詰腹を切らせます」
右京亮は井関と落合の顔を見た。二人がどういう反応を見せたかは疑うまでもない、除村久良馬は練志館の師範で、崇拝する門人も多いし、家中ぜんたいの信望も篤い。討手など出せばどんな騒動になるか、かれらにもよくわかっていたに違いない。右京亮の激昂にもかかわらず、討手を出し渋っていたのはそのためで、代二郎の申し出は、かれらにとってむしろ渡りに舟のようであった。
「その言葉に間違いはないか」と右京亮がこちらを見た、「――間違いなく、彼に詰腹を切らせるか」
「御上意を頂ければ切らせます」
「よし、まいれ」と右京亮が云った、「――上使を申しつけるぞ」
五
「慥かに、承知仕りました、つきましては、――」
こう云って、代二郎は左右に眼をやり、佐藤喜十郎という番頭のいるのを認めた。喜十郎は三百二十石で、徒士組総支配を勤めている、代二郎は右京亮に云った。