Classiques japonais avec furigana
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans
時に仙人の住所を護る神来って仙人に告げたは、汝の外甥児今苦悩に逼られ居るを知らずやと。仙人我れ我甥を懸念せずんば只今死すべしと答えた。この仙人男を女に、女を男に変ずる呪法を知っており、すなわちその法を外甥に伝えた。今は怖るる事なし、思う所へ往けというから、外甥その法を行うて自ら美女に化し、相貌殊好、特に常倫に異なり。すなわち婆羅尼斯に往き王の園苑中に住まる。守苑人美女を見て希有の思いをなし速やかに王に告げ、今美貌成就せる少女ありて現に苑内にありという。王宜しく速やかに連れ来るべしと命じ、すなわち大威儀を以て僕従をして王宮に迎え入れしめ、王かの美女を見て深く愛著を生じた。美女すなわち王を閑処につれ行きてこれを殺し、たちまち呪を以て自身を男に戻し、王冠を戴き、委細を宰牛大臣に告げたので、諸臣この漁師の仮子を冊立して王とした。その時諸天偈を説いて曰く、頭を断たぬ内は殺したと言えぬ、また起ちて能くかくのごとき業を作す、事宜に随って他を損ずるも害と名づけず、白膠王の子を害したもののごとしと。橘好則が、平維茂の頭を慥かに取って、此奴万一生きもや返ると鞍の鳥付きに結い付けぬ内は安心出来ぬといったに同じ(『今昔物語』