Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
Lisez 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) de 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 251 906 caractères · 495 écrans
一に、「びやう/\と広庭にさけ犬桜」、巻十七に「びやう/\とせし与謝の海つら」「竜燈の影におどろく犬の声」。徳川幕府の初期には、犬の鳴き声をビョウビョウと聞いたので、英語や仏語に近い。
前項に引いた、英国の『ジョー・ミラー滑稽集』にいわく、行軍中の軍曹に犬が大口開いて飛びかかると、やにわに槍先を喉に突き通して殺した。犬の主大いに怒って、それほどの腕前で槍の尻で犬を打つ事が出来なんだかと詰ると軍曹、犬が尻を向けて飛びかかって来たならそうしたはずだと言った。またある貴婦人、下女に魚を買わしめると毎度だまされるから、一日決心して自ら買いに出かけ、魚売る女に向って魚を半値にねぎった。魚屋呆れて盗んだ物でないからそう安くは売れませぬ、しかし貴女の手のように色を白くする法を聞かせてくださったら魚を上げましょうというと、それは何でもない事犬の皮の手袋を嵌めるのだと答う。魚屋大声を揚げて啌つきの牝犬め、わが夫は十年来離さず犬の皮のパッチを穿いているが、彼処は肉荳のように茶色だと詈ったそうだ。これについて憶起するは、昔大阪のどこかへ狂歌師某が宝珠の絵の額面を掲げて、「瑳いたら瑳いたゞけに光るなり、性根玉でも何の玉でも」