Classiques japonais avec furigana
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こだいこくごのおんいんについて
古代国語の音韻に就いて 他二篇
橋本 進吉
Lisez 古代国語の音韻に就いて 他二篇 (こだいこくごのおんいんについて) de 橋本 進吉 (はしもとしんきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 94 329 caractères · 188 écrans
日本の仮名は「キ」という音なら「キ」として一つの字で表わしますけれども、キの音を分解してみれば更にkの音とiの音とに分解できます。こんなに分解してみると、違った音の数はもっと減るのであります。かように分解してみると、東京あたりの標準的発音においては二十五ぐらいの音しかないのであります。これにくらべて英語なんかはかなり音の数が多いのでありますけれども、それにしても三十あまりでしょう。ドイツ語やフランス語でも大体そんなものです。それ位の数の、違った音があって、それを色々に組合せてその言語におけるあらゆる語が出来上っている訳で、つまりそういう言語を用いている人は、それだけの音を聞き分けまた使い分けているのであります。
それでその言語においてどれだけの違った音を用いるかということは、言語として非常に大切なことであります。というのは、そういう音の違いというものは言葉の意味に関係して来るからであります。例えば「石」という語と「椅子」という語は、我々はこれを聴いて確かに別の語だということがはっきり判る。すなわち「シ」の音と「ス」の音とを我々が耳に聴き分けるからであります。