Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
もぐら
土竜
佐左木 俊郎
Lisez 土竜 (もぐら) de 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 9 991 caractères · 21 écrans
ほんで……」
梅三爺は遠慮勝ちな調子で言った。市平は、暫くの間黙っていたが、やがて、しんみりとした調子で言った。
「ほだら父、父も北海道さ行がねえが? 北海道さ行って、鉄道の踏切番でもすれば……! 踏切番はいいぞ、父!」
「鉄道の踏切番? 洋服着て、靴はいでがあ? 俺に出来んべかや?」
「なんだけな、あんなごと、誰にだって出来る。汽車来た時、旗出せばいいのだもの。」
「ほだって俺、洋服着たり、靴穿いだりして、お笑止ごったちゃ。」
「父は馬鹿なごどばり言って……」
市平は尚、踏切番という仕事が、年寄りに取って、いかにいい職業であるかを説いた。自分達親子で、官舎の一部を借りることが出来るから、そして二人で月給を取れば、どんなに裕福であるか知れないこと、被服などももらえるし、第一物価が廉いことなどを細々と話した。
「一体、開墾して、父、一日なんぼになっけな。」
「ほだなあ、汝いだ頃から見れば、坪あだり五厘ずつあがったがら、七十五銭ぐらいにはなんのさな。天気がよくて、唐鍬せえ持って出れば、十六七坪は拓すから。」
「十六七坪も拓すの、なかなか骨だべちゃ?」
「うむ。ここは、開墾賃もいい代わり、一鍬拓すでねえがらな。