Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちていせんしゃのかいじん

地底戦車の怪人

海野 十三

Lisez 地底戦車の怪人 (ちていせんしゃのかいじん) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 55 000 caractères · 111 écrans

Aozora Bunko

だから、ことさら取りおさえる必要はない」

「しかし、閣下……」

「なに、かまわん。余に、思うところがある。そのままにしておけ」

その人物は、悠々としていた。

パイ軍曹は、けげんな顔だ。

彼は、そっと、号令をかけた将校のところへ近づいて、たずねた。

「みなさんがたは、南極派遣軍だということは、さっき戦車の天蓋を叩いて信号したときに、承知しましたが、あそこにいられるえらい方は、一体だれですか」

「あの方か。あの方を知らんか。リント少将閣下だ」

「えっ、リント少将閣下」

「そうさ、南極派遣軍の司令官だ」

「ええっ、すると、ここはリント少将のいられる基地だったんですね」

「ふん、そんなことが、今になって分ったか」

パイ軍曹は、叱られている。

リント少将は、沖島速夫の前へ歩みより、

「黄いろい幽霊君。パイ軍曹のいうことに間違いはないか」

と、しずかなことばで、たずねた。しかし少将の眼は、鷹の眼のように、光っていた。

「閣下。すこし話がちがうようです。正直者のピート一等兵に、おたずね下さい」

と、沖島は、ピートを指した。

「それでは、ピート一等兵。どうじゃ」

ピート一等兵は、さっきパイ軍曹が喋っているときから、しきりに拳をかためたり口をもぐもぐさせて、いらだっていたが、