Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

じしんなまず

地震なまず

武者 金吉

Lisez 地震なまず (じしんなまず) de 武者 金吉 (むしゃきんきち) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 98 954 caractères · 195 écrans

Aozora Bunko

「私は鵜住居村両石部落のものですが、三日の午前二時三十分ごろのあの大地震と共に、海岸に出て警戒致しました。私の部落では、明治二十九年の津浪で約九百五十人の中七百五十人の死者を出し、下閉伊郡の田老村気仙郡の唐丹村と共に、惨禍の大関だったので、地震があれば、夜昼問わず警戒をする慣習になっております。三日の夜も同様四、五十名のものが、海岸で焚火をして警戒していました。三十分もたったと思うころ、沖が鳴りました。ちょうど大砲のような音で、少し余韻をともなっていました。驚いて沖を見ると、真東の方が一面明るくなっています。非常に強烈とは言われませんが、淡緑色で、軍艦の探照燈を幾つも集めたような光景でした。集まっていた人々は、あるものは津浪が来ると言い、あるものは雷だと言います(沖に出ていると、雷雨模様の時には、折々強い光を見ます。これを当地方では「ホデリ」と言います)。この時もホデリがしたのだと主張して譲らない人があったのです。なぜこんな議論になったかと言うと、明治二十九年の津浪の時にはもっと大きな音がしたと言うのです。そこで遠雷説の方が優勢になって来ました。