Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lisez 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 138 733 caractères · 274 écrans
人だ、まア此方へお這入り」
多「へい御免なせい」
善「これ/\お前其の縄の帯だけ取りなさい、其処の番手桶に水が汲んであるから足を洗って、雑巾は手桶に掛って居るから、ナニ湯布がない、サア出てもいゝや、なに湯布も売ってしまった、此方へ上んな、どうか若衆、此の人を家の奉公人にする積りだから世話アしてやってくんな、国から出て来て頼る所がないと云って、今昌平橋から身を投げようとする所を助けて来たのだ」
奉「へい、それは御奇特の事でございます」
多「皆な此処にいるのは番頭さんでがんすか、私ア遠い山国から出て来て、頼る所もねえから、今身を投げべえと思った所を、此方の旦那様に助けられましたものでがんす、どうか目を掛けて下せい、又貴方は番頭さんだから、斯様な者を置いちゃ為にならねえから追出してしまった方がいゝなんて、旦那に意地を附けねえで下せいよ」
善「そんな事を云わないでも宜しい、質朴で宜しいなア、どうだ腹が減たろう、なに昨日から食わない、これ小僧台所へ連れて往ってお飯を食わしてやれ、きょと/\してはいけないよ、今日は御先代の日なり、誠に好い事をした」