Classiques japonais avec furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
話せばわかることだ。」
にせ明智は、やっと決心がついたらしく、もうへいきな顔になって、ポケットから、手を出しました。ほんものの明智も、ピストルをはなして、手を出し、にこにこしながら、話しつづけるのでした。
「夜光人間とは、うまく考えたねえ。あのきみのわるい顔でおどかしておいて、どろぼうをやるなんて、きみでなければ思いつかないことだよ。」
「それじゃ、きみは、おれの秘密を、なにもかも知っているというのか。」
にせ明智が、ふてぶてしく、たずねます。
「うん、知っている。このまえの杉本さんの推古仏をぬすんだ事件も、こんどの赤森さんの白玉をぬすんだ事件も、すっかりわかっている。
ぼくは旅行をしていたが、新聞を読んで、おおかたはさっしていた。そして、今夜帰って、事務所の者から、くわしい話をきいたので、すっかりわかってしまった。」
「ふうん、そうか。さすがは名探偵だな。よろしい、きみの話を聞いてやろう。だが、この部屋はおちつかない。もっとおくの部屋へいこう。いごこちのいい部屋があるんだ。」
「どこへでもいく。もう、この建物は、おおぜいの警官隊に、かこまれているころだからね。