Classiques japonais avec furigana
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きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
いずれにしても、銀色に光る人間のからだが、ふわりふわりと、星の世界へのぼっていく光景は、じつにみごとなものでした。
そのすがたが、だんだん小さくなっていきます。はじめは一メートルほどに見えたのが、五十センチになり、三十センチになり、十センチになり、そして、いちめんの星の世界へ、とけこんでしまいました。
小林少年と四人のチンピラ隊員は、夢みごこちで星空を見あげていました。夜光怪人の銀色のすがたが、星とまちがえるほど小さくなって、星のあいだに消えてしまっても、そこに立ちつくしたまま、ぼうぜんとしていました。
しかし、いつまでも、そうしているわけにはいきません、小林少年は、やっと正気づいたように、四人のチンピラをうながして、四十面相の西洋館にひきかえすのでした。
西洋館へはいってみると、明智探偵も、中村警部も、まだそこにいて、小林君の知らせを待っていました。
「あ、小林君、どうだった? あいつの逃げだすのを見なかったか。」
明智探偵が、まずそれを聞きました。
「ええ、うしろの原っぱに、地下道のぬけ穴があります。あいつは、白ひげのじいさんに化けて、そこから出てきました。