Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きめんじょうのひみつ
奇面城の秘密/夜光人間
江戸川 乱歩
Lisez 奇面城の秘密/夜光人間 (きめんじょうのひみつ) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 150 254 caractères · 300 écrans
では、わたしは、これで帰るから。」
総監はいすから立ちあがって、ゆったりとドアのほうへ歩いていきます。堀口課長と中村係長は、それを見おくるためにあとにしたがいました。
廊下に出て、しばらくいきますと、むこうから、あわただしくかけてくるすがたがありました。明智小五郎と小林少年です。
明智は警視総監の前までくると、とおせんぼうをするように、立ちはだかりました。
「アッ、明智君!」
総監は、おどろいて立ちどまります。
「総監、ちょっとお話があります。」
「え、わたしにかね。」
「そうです。きゅうにお話しなければならないことができたのです。」
「ながい話なら、部屋にもどるが……。」
「いや、ここでけっこうです。総監、ふしぎなことがおこりました。警視総監がふたりになったのです。」
「え、なんだって? きみがなにをいっているのか、わたしにはよくわからないが……。」
「ぼくにも、さっぱりわかりません。じつは、いま総監の公舎へ電話をかけて、たずねたのです。すると、山本総監は、公舎の寝室でよく眠っておられるということでした。いったい、これはどうしたわけでしょうか。」
「そ、そんなばかなことが……。