Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しょうせつ ほととぎす

小説 不如帰 

徳冨 蘆花

Lisez 小説 不如帰 (しょうせつ ほととぎす) de 徳冨 蘆花 (とくとみろか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 129 742 caractères · 256 écrans

Aozora Bunko

葉巻の灰をほとほと火鉢の縁にはたきつつ、武男はでっぷりと肥えたれどさすがに争われぬ年波の寄る母の額を仰ぎ「私は始終外にいますし、何もかも母さんが総理大臣ですからな――浪でも達者ですといいですが。あれも早くよくなって母さんのお肩を休めたいッてそういつも言ってます」

「さあ、そう思っとるじゃろうが、病気が病気でな」

「でも、大分快方になりましたよ。だんだん暖かくはなるし、とにかく若い者ですからな」

「さあ、病気が病気じゃから、よく行けばええがの、武どん――医師の話じゃったが、浪どんの母御も、やっぱい肺病で亡くなッてじゃないかの?」

「はあ、そんなことをいッてましたがね、しかし――」

「この病気は親から子に伝わッてじゃないかい?」

「はあ、そんな事を言いますが、しかし浪のは全く感冒から引き起こしたンですからね。なあに、母さん用心次第です、伝染の、遺伝のいうですが、実際そういうほどでもないですよ。現に浪のおとっさんもあんな健康な方ですし、浪の妹――はああのお駒さんです――あれも肺のはの字もないくらいです。人間は医師のいうほど弱いものじゃありません、ははははは」

「いいえ、笑い事じゃあいません」