Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
のちのなりひらぶんじ
後の業平文治
三遊亭 円朝
Lisez 後の業平文治 (のちのなりひらぶんじ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 109 545 caractères · 216 écrans
内に、東の方がぼんやりと糸を引いたように明るくなりました。さては彼方が東か知らん、夜が明けたら少しは風も静まるであろうと思いの外(ほか)、明るくなっても風は止まず、益々烈(はげ)しく吹いて居りまする。三人とも心付いて見ると、櫓櫂(ろかい)も皆吹流されてしまいました。
船頭「やア、これじゃア風が止んだって何処(どこ)へも往(ゆ)かれることじゃねえ、情(なさけ)ねえな、吉、もう是までの運命と諦めろ」
文「まア/\待て、決して短気な事をしては成らんぞ、今にも大船(おおぶね)が通らぬとも限らぬ、又異国の船でも此の難儀を見れば助けてくれるは人情だ」
と云って居ります中(うち)に、風は漸(ようや)く凪(な)いでまいりました。
文「やア大分風が静かになって来た、これで天気になったらば、また助ける風も吹くであろう、死ぬも生きるも約束だ、各々(おの/\)確(しっ)かりしろよ」
船「有難うござりやす、旦那の方が気が丈夫だ、こうなっちゃア人間業(わざ)で助かる訳にゃア往(い)かねえ、どうか旦那、神様を信心して下せえ」
文「そち達も信心が肝要だぞ」
吉「なアに此方(こち)とらア信心したって神様が……」