Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lisez 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 130 caractères · 422 écrans

Aozora Bunko

これ、わしではないというに。」

しかし、刑事はいっこう手をゆるめようとはしません。無言のまま、とうとう老人を高手小手にしばりあげてしまいました。

「これ、気ちがいめ。これ、何をする。あ、痛い痛い。痛いというに。明智さん、あんた何を笑っているのじゃ。とめてくださらんか。この男は気がちがったらしい。早く、なわをとくようにいってください。これ、明智さんというに。」

老人は、何がなんだかわけがわからなくなってしまいました。みんなそろって気ちがいになったのでしょうか。でなければ、事件の依頼者をしばりあげるなんて法はありません。またそれを見て、探偵がニヤニヤ笑っているなんてばかなことはありません。

「ご老人、だれをお呼びになっているのです。明智とかおっしゃったようですが。」

明智自身が、こんなことをいいだしたのです。

「何をじょうだんをいっているのじゃ。明智さん、あんた、まさか自分の名をわすれたのではあるまい。」

「このぼくがですか。このぼくが明智小五郎だとおっしゃるのですか。」

明智はすまして、いよいよへんなことをいうのです。

「きまっておるじゃないか。何をばかなことを……。