Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lisez 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 212 130 caractères · 422 écrans

Aozora Bunko

」

「むろんだよ。さっきからいうとおり、ぼくのほうには今君をとらえる考えは少しもないのだ。もしとらえるつもりなら、何もこんなまわりくどいハンカチのあいずなんかいりゃしない。小林君に、すぐ警察へうったえさせるよ。そうすれば、いまごろはきみは警察のおりの中にいたはずだぜ。ハハハ……。」

「だが、きみもふしぎな男じゃないか。そうまでして、このおれを逃がしたいのか。」

「ウン、今やすやすととらえるのは、少しおしいような気がするのさ。いずれ、きみをとらえるときには、大ぜいの部下も、ぬすみためた美術品の数々も、すっかり一網に手に入れてしまうつもりだよ。少し欲ばりすぎているだろうかねえ。ハハハ……。」

二十面相は長いあいだ、さもくやしそうに、くちびるをかんでだまりこんでいましたが、やがて、ふと気をかえたように、にわかに笑いだしました。

「さすがは明智小五郎だ。そうなくてはならないよ……。マア気を悪くしないでくれたまえ。今のは、ちょっときみの気をひいてみたまでさ。けっして本気じゃないよ。では、きょうは、これでお別れとして、きみを玄関までお送りしよう。」

でも、探偵は、そんなあまい口に乗って、すぐ、ゆだんしてしまうほど、お人よしではありませんでした。