Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
Lisez 放浪記(初出) (ほうろうき(しょしゅつ)) de 林 芙美子 (はやしふみこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 103 349 caractères · 207 écrans
ひょっとしたら、裏日本の市振と云う処へ行くかも知れません。生きるか死ぬるか、とに角、旅へ出たい。
弱き者よの言葉は、そっくり私に頂戴出来るんですが、それでいいと思う、野性的で行儀作法を知らない私は、自然へ身を投げかけてゆくより仕方がない。此儘の状態では、国への仕送りも出来ないし、私の人に対しても済まない事だらけです。
私はがまん強くよく笑って来ました、旅へ出たら、当分田舎の空や土から、健康な息を吹きかえすまで、働いて来るつもりです。
体が悪るいのが、何より私を困らせます。それに又、あの人も病気ですし、厭になってしまう。金がほしいと思います。
伊香保の方へ下働きの女中にでもと談判したのですが、一年間の前借百円也ではあんまりだと思います。
何のために旅をするとお思いでしょうけど、とに角、此まゝの状態では、私はハレツしてしまいます。
人々の思いやりのない雑言の中に生きて来ましたが、もう何と言われたっていゝ私はへこたれてしまった。
冬になったら、十人力に強くなってお目にかゝりましょう、いちかばちか行くところまで行きます、私の妻であり夫である、たった一ツの信ずる真黄な詩稿を持って、裏日本へ行って来ます。