Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 185 353 caractères · 371 écrans
御主人たるあなたが、そのように仰せられては、半兵衛は何と御挨拶してよいやらわからぬ。――なぜ、半兵衛見えたかとは仰せ下さらぬか。――そのようなお気遣いは、臣職にある者には、むしろ迷惑にぞんずる。構えて、私を先生などと呼ぶ儀は、今後おやめ願いとうござる」
「いや。そうか。――なるほど、かえってよくないかな」
「半兵衛の如き者を、さまで眼の中にお入れ遊ばす殿でもないかと思いますが」
「はははは、そうでもない。わしは無学だ、お身は学識がある。わしは野から生えた人間だ。お身は菩提山の城主の子だ。そういったような差かなあ。――何となく一目措けるよ」
「とすれば、半兵衛の不徳と申さなければなりません。以後、気をつけます」
「まあよい。追々と、主従といったことになろう。藤吉郎がもそっと偉きくなればな」
いっていることはまるで他愛もない。これで一城の守将かとおかしくなるほど、余りに権式張らなさ過ぎる。殊に、半兵衛に対しては、自分の愚も無学もまる裸にして見せた。学問も少しはありそうな、肚もできているような、そんな虚飾は、少しも持たなかった。
「時に。お召しの御用は」
半兵衛が、促すと、