Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 200 320 caractères · 398 écrans
目をかけておるうちに、わたくしに縋って茶を学びたいという。職人が学んでどうするというと、茶道具をつくるからには、茶の心がなくては、良い器はできぬからという。師匠の曾呂利もともに、この男には、何か知れぬが、おもしろいところがある。すこし置いて、庭掃除でも雑巾がけでもさせてみて下さいとしきりに頼む。……ま、そういった次第でかれこれ三年ほど側においてみましたが、至極、心得がよく、やがて一かどの茶人にはなれようかと楽しんでいるわけです」
「そうですか。それを聞いて、何やらこの筑前までが、ほっと安心いたした。中村にいた頃からの幼友達ですからな。いつも思い出すごとに、幸せを祈っていたものです」
「では、お庭先へなと、呼んでみましょうか。会ってやって下さるか」
「これへ来ておるので」
「供に連れて来て、何かと、掃除の手伝いなどさせておりました」
亭主の信長はさき程から、客のはなしの穂を折らぬようにと、控えめに口をつぐんでいたが、ふと、笑いだして秀吉へ、
「思い出した。その於福とやらのことで思い出した。筑前がさい前、得意になって話された大明の知識は、於福が幼少のとき、父の茶わん屋捨次郎から聞いたはなしの又聞きではないかの。