Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 200 320 caractères · 398 écrans

Aozora Bunko

潮声風語

と、その日の状況を記録した筆者、太田牛一もまた感激のなかに浸って書いている。

…………

秀吉は今、京都を通過しながらその日を偲び、また主君の一日の偉大を考え、ひいては自分に顧みていた。

潮声風語

秀吉は、大坂へかかった。

淀川まで来ると、

「先にお着きのお荷駄は、すべて積み終り、御船中のお囲幕も、万端、ととのうておりますれば」

と、九鬼家の使いである。

迎えの使者はなおいう。

「陸路のご予定にございましたろうが、浪華の浦まで道をまげてお立ち越えねがいまする。それよりお船に召されて、海路、姫路へのお渡りまで、われわれども、お供仕りますれば」

秀吉は、淀川に近い休み茶屋の床几をかりて、供の人数と一緒に休息中であったが、口上を聞くと、自身気軽に出て、

「それは、九鬼殿のご好意か」

と、たずねた。

三人の使者の答えには、

「主人の命によってお迎えに罷り出ましたが、お船廻しの儀は、安土の上様から早打をもってのお指図と伺っておりました」

と、ある。

「大儀」

と、秀吉はすぐ承知し、

「九鬼衆の使いにも、茶など与えよ」

と、左右へ心づけた。

彼としては、勿論、もう平定した播州と中央とのあいだの往来などは、さして危険ともしていなかったが、信長はなお、