Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

Lisez 新書太閤記 (しんしょたいこうき) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 187 757 caractères · 375 écrans

Aozora Bunko

――が、こういう後にも、なお彼らが、再び群をなして、何処からか焼け跡へ帰って来る姿を見ると、幾日も幾日も、喰う物とてなかった筈なのに、――しかも非常に明るくて和やかで、もう明日の希望にかがやいていた。

何が、彼らをして、こう不死身にしたかといえば、それは、物乏しければ乏しくなるほど、彼らは相見互に扶けあい、心と心とのやりとりをもって、より強く美わしく、生きる道を知っていたからだった。

そして、田に帰ればまた、黙々と田を耕し、町へ帰ればまた、孜々として、小屋を建てた。

――やがてまた、これへ。

さきに籠城と同時に城へ入って、城中の士を助けていた若い男どもも、間もなく各※(二の字点、1-2-22)の土と家に帰って来るのだった。およそ働き得るほどな男どもは、日頃の城主の恩を思って、家中の士と共に城入りするのが、彼ら庶民の道義としても、当然とされていたからである。

これ程な民だった。故に、この民を持っても、よくこの民の心を持ち得ない国主が、過去永禄以来、滔々、亡び去っていたのも当然だった。

心耳と機眼

互いに軽兵を出して、諸所に、奇襲逆襲の交綏はあったが、桑名攻守の両軍のあいだには、依然、大戦闘はなかった。