Classiques japonais avec furigana
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おふくろへ
日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)
槙本 楠郎
Lisez 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) (おふくろへ) de 槙本 楠郎 (まきもとくすろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 2 061 caractères · 6 écrans
おふくろよ
おれは おまえもよくしってるとおり 五ねんまえ
かんどう どうようの しうちをうけて
おまえたちや むらのやつから むらを おいだされた おとこだった
だが おふくろよ
だが いまでは むらのやつも おまえたちも
みんな このおれを したしくむかえてくれたのじゃなかったか
かわったな おふくろよ
おれは どんなきもちがしたとおもう?
おれは なみださえにじみでたぞ
それはなんのためだ?
みんな びんぼうのためじゃないか
びんぼうは むらのやつらをも おまえたちをも みんなかしこくしたのだぞ…………
おれは しょうじにはった ねまきのまえで かぜをさけながら
やしきのあとにできたという みごとな だが かべつちのにおいのする
(もっとも はじめは しょうゆ の わるい せいかとおもったのだが)
はっぱ の しおからいやつで ちゃづけを かきこみながら
みかんばこ か なにかのなかに おさまっている
せんぞ の いはい を みつめながら
いよいよおれは おれのしょうがいの かくごをきめたのだ
むろん そのかくごではいたのだが
そのとき ほんとに ハッキリと けっしんがついた