Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
きゅうぶんにほんばし
旧聞日本橋
長谷川 時雨
Lisez 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 158 045 caractères · 322 écrans
その地面に苔をつけるには下町の焼土では、深山、または幽谷の風趣を求めることは出来ない。植木のためにもよくない、そこで赤土の価がよい。
三人の兄弟がその時ばかりは志が一致する。父親が勤めに出てしまうと、なるたけ坪数のある広間、書院の床下から仕事をはじめる。自分たちでやって見たが、根から遊惰な男たちには、堅い土がいくらも掘りかえされないので、大っぴらに父の留守を狙っては払いさげをやる。売る土がなくなると姉が死んだといって、蔵前の札差しに、来年さらいねんの扶持米を金にして貸せといたぶりに行く。札差し稼業はもとよりそういう放埒な、または貧乏な武士があって太るのだ。貴下には泣かされますといいながら絞る。いくらにでも金にすればよいので、時価なぞにかまっていないよいお得意なのだから、彼らの番頭はうやうやしく町人袴をはき、手代を供につれて香奠をもって悔みにくる。おなじ穴の狢友達が出て殊勝らしく応待して、包んで来た香奠の包みをもってはいると、そんな事は知らない姉じゃ人が、日頃厄介をかける札差の番頭が来たというので挨拶に出て、すっかり巧みの尻が割れ、ならずものたちは裏門から飛出してしまう――