Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きゅうぶんにほんばし

旧聞日本橋

長谷川 時雨

Lisez 旧聞日本橋 (きゅうぶんにほんばし) de 長谷川 時雨 (はせがわしぐれ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 158 045 caractères · 322 écrans

Aozora Bunko

でつけられてゆくのを見ていると、屏風の絵の寒山拾得とおんなじような息吹をしているように、子供心にも老人の無為の楽境を意識せずに感じていた。

さて教場の方は? これは区役所の控所とも、授産場とも、葬儀場ともいえる。後には六人一並びぐらいの板張り机になったが、各自寺小屋式の机を持っていたころ、あたしが一年生時分は放り出しておく幼稚園といってよかった。しかし別段庭も空地もないので机場におさまって遊んでいるのだが――まず硯箱からしておもちゃ箱に転化させて、水入器にお花をさす。硯箱一ぱいに千代紙をしいて、硝子を――ガラス屋がそうはなかったから、機械の亀の子やその他の玩具の箱の蓋を集めて具合よく敷きこんで、金、銀の丈長や、金銀をあしらった赤や緑の巾広の丈長を、種々の透しを切り込んで屏風をこしらえて、姐さまを飾りはじめる。姐様は、半紙で小さな坊主つくりを作って、千代紙の着物をきせることもあるが、多くは、絵双紙店で売っているのを切りぬく。自分ひとりではつまらないが、向側も隣席もみんなしてするのだから面白い。さて、このアンポンタンがどんななりをしていたかというと、黒毛繻子がはやりだした時分なので、加賀紋(赤や、青や、金の色糸で縫った紋)をつけた赤い裏の羽織、黒羅紗のマントル(赤裏)を着て下駄は鈴のはいったポックリだ。