Classiques japonais avec furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lisez 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 963 caractères · 176 écrans
孝行を致すに相違なし、先立つ不孝は重々相済まんが此の場に及んでは致方がない、圖書と刺違えて死果る覚悟、と細々と書きまして、又一通はお蘭の方へも右の如く細々と認めて、封じ目を固くして店の硯箱の上の引出に半切や状袋を入れる間へんで、母が時々半切や状袋を出すから、此処へ入れて置けば屹度目に入ろうと斯様に致し、其の夜は休んで翌日朝船に乗りまして上総の天神山へ参りました。お蘭は山三郎の参るを待って居る所へ、
山「存外早く帰りました」
蘭「おやお帰り遊ばしましたか」
山「はい、暫く自宅を明けましたので、母も心配致して手紙をよこし、それ故一寸立帰って参りましたが、お前さんの事が気になって、何うも私は宅にも居られないひょっとして私が遅く来まして、お前さんに万一の事があった日には、私が丹誠した事は水の泡になるから取急いで参りましたが、就ては又直ぐ私は帰ります、帰るが明日の夕景までには又私が来られゝば好し、来られん時は此の中に細かに書いた物がありますが、此れは私の親から譲られた大事の、今は金入れにしたが、先祖から伝わって居る守袋で、此の中に封じた物が入って居るから、明夕景までに私が来なかったら