Classiques japonais avec furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lisez 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 963 caractères · 176 écrans
山「先程よりお待ち申して、大分お遅うございますな」
圖「はい、宜く御出張あった」
山「はい、あなたも宜くお出になりました、覚悟を致して来いとの仰せですが、私は別に覚悟の仕様はありません、唯御出張を待って貴方のお話を承わろうと存じて居りました」
圖「うん、お前を呼んで問おうと思うは別の事ではない、銚子屋に於て満座の中で存分の事を云われたが、私も粥河圖書で、金森家の大禄を取った身の上、今は浪人しても町人のお前に板の間へ手を突いて、何うかお前の妹だから呉れろと、私が彼れ程まで頼むに、心に問え、やることは出来んとお前が云ったが、心に問えとは一向分らん、何ういう訳で呉れられんか其の事を聞かん中は粥河圖書此の場は去らん、刀の手前捨置き難いから、さア訳を聞かして下さい、次第によれば其の儘には捨置かれん」
とぷつりッと母指で備前盛景の鯉口を切って馬足を詰めました。山三郎は驚く気色もなく、
山「山三郎も男で情を知っているから銚子屋では云いませんが、強て聞かせろと仰しゃれば云います、お前さんに妹藤をやられんと云う訳は、只た一人の妹だからお前さんの女房にあげて、又生埋にされるが憫然だから」