Classiques japonais avec furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lisez 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 963 caractères · 176 écrans
長手の火鉢の向うに坐って居るのが粥河の女房お蘭、年はとって二十一、只今申す西洋元服で、丸髷に結って金無垢の櫛かんざしで黒縮緬の羽織を引掛けている様子は、自然と備わる愛敬、思わず見惚れるような好い御新造で、
蘭「こちらへお這入り」
兼「誠にまア御無沙汰をいたしまして、そして結構なお住居でどうかして上りたいと思って今日は一生懸命に早く起きて、白金の清正公様へお参りをして、序と申しては済みませんがそれから上りました、本当に貴方が此方に入らっしゃることは今まで少しも存じませんでして」
蘭「私も一寸知らせたいと思ったけれども種々其所には訳があって……よくまア訪ねて来てお呉れだ、何うかして私も訪ねたいと思っても勝手に出る事も出来ないで」
兼「まア元服なすって、よくお似合で、そして本当によいお住居でまアお広くって綺麗で、桜時分は嘸好うございましょう、そして高台で、のんびりとなさいましょうねえ、私などの家は狭くって隣も向もくっついて居ります、其の替り便利には、お彼岸や何かで珍らしい物が出来たり、おめでたい事で時々向う前で遣ったり貰ったりする時は坐って居て手を出せば届きますが、斯う云う