Classiques japonais avec furigana
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まつのみさおびじんのいきうめ
松の操美人の生埋
三遊亭 円朝
Lisez 松の操美人の生埋 (まつのみさおびじんのいきうめ) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 963 caractères · 176 écrans
事が出来ませんから、先ず其の前に握飯でも何でも喰いたいあゝ喰いたい」
山「これさ、まア待ちなよ、まア何しろ人家のある所へ出よう」
と山三郎は無理に馬作の手を引いてだん/\行くと、山手へ出ましたが、道もなく、松柏生繁り、掩冠さったる熊笹を蹈分けて参りますと、元より素足の儘ですから熊笹の根に足を引掛けて爪を引っぱがし、向脛をもり/\摺破し血だらけになりながら七八町も登りますと、闇くって分りませんが山の上は平らで、樹に掴まって能く見ると、こんもりとした森があるから、森を見当に彼是れ二十町許りも行き、又斜崖を下ると、森の林の内にちら/\灯火が見える。
山「師匠家があると見えて灯火が見えるよ」
馬「家でせえありゃア化物屋敷でもなんでも宜い、有難い、何か喰べられましょうか、腹が減って居るから何でも好い早く喰いたい」
と云いながら参ると、こう小さな流れがありまして、丸木橋が掛っている、これを漸くに渡ると卵塔場があって、もと此処には家でもありましたか只石礎ばかり残ってあるが、其の後は森で、卵塔場について参ると喜連格子の庵室様のものがありまして、今の灯火は此の庵室の内からさす