Classiques japonais avec furigana
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わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
Lisez 沖縄女性史 (わたしのこどもじぶん) de 伊波 普猷 (いはふゆう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 877 caractères · 60 écrans
召いる、仰せ事拝で、高札に記ち、道側に立てゝ、道々に置ゆん、心ある者や、心づくものや、肝揃て拝め、肝留めて拝め、高札よ/\立てやうれ/\
といって広告を出す。そうするとある孝女がそれを見て、家内の困難を救うために老母のとめるのも聞かないで自ら進んで今度の犠牲になろうと申出る。そこでムルチのほとりに祭壇を設けていよいよ人身御供をやるという段になる。時之大屋子がこの可憐なる孝女を列れて来て、
たう/\わらべ、祭り時なたん、果報時のなたん、急ぢ立ち登れ、御祭よすらに
といって孝女を祭壇に坐らせ、さて、
今日のよかる日に、今日のまさる日に、我のとき我の物知りの御祭りよしゆものおたかべよしゆもの、このわらべ得て誇れ、このわらべ取て誇れ、うんちやらや又からや、風の業するな、雨のわざするな、あゝたうと/\
と唱えると蛇が口から火を吐きつつ出て来て、この犠牲を受取ろうとするその一刹那に天から神降りて来て孝女を救うこの奇蹟を見て、頭取がびっくりして、
あゝ天道も近さ、神もあるものよ/\
と叫ぶと、時之大屋子が、
あゝ天道も近さ、ときもあるものだやべる
といって自画自賛をやるような仕組になっている。