Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
Lisez 沖縄女性史 (わたしのこどもじぶん) de 伊波 普猷 (いはふゆう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 29 877 caractères · 60 écrans
五
私が名も知れない野生の花を摘んでいる間に、仁王は阿旦葉でラッパを造って吹いていた。この頃私の家にはいろいろの事件がおこった。私の身の上にも多少の変化がおこった。とにかくいろいろのことがあるのだけれども、それはそのうち都合のよい時、自分で素破抜くことにして、ここでは言わないことにする。
五
学校から帰えると、私はいつも城嶽の前のちっぽけな別荘にいって勉強していたが、首里にいた時分から昆虫の採集に趣味を有つようになり、昆虫のことを書いた本を愛読して、いつも蝶々ばかり追いまわしていた。城嶽の辺は私にとってはじつに思い出の多いところだ。
高等一年の時であったろう、はじめて沖縄史を教えられたが、私にはそれが何よりも面白かった。この以前平尾先生の所にいた時、西村県令(知事)の『南島紀事』を読んで、郷土についていくらか趣味を感じたことはあるが、私が今日郷土の研究に指を染めるようになったのは、専らこの人の影響ではないかと思う。ところが私はこの先生の名を忘れた。この先生が首里の人でもなく、那覇の人でもなく、田舎の人であったというだけは確かに覚えている。私はこの無名の先生に感謝せなければならぬ。